立教大学日本文学会 Web





新規会員募集中です :: 2014/03/26(Wed)

卒業生の皆様、ご卒業おめでとうございます。

立教大学日本文学会では、新規会員を随時募集しております。入会ご希望の方は入会案内をご参照ください。

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3月24日には、学位授与式が行われました。

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藤井淑禎先生からは、日本文学を学んだことに誇りを持ってほしい、卒業してからが本当の立教人である、立教生は引っ込み思案なので3人並ぶときは真ん中に立ってほしい、というお話がありました。

卒業してからも立教日文とつながりが持てる立教大学日本文学会へのご入会をお待ちしております。

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  1. 日文だより

水口助教授著『渡航僧成尋、雨を祈る 『僧伝』が語る異文化の交錯』ご紹介 :: 2013/06/20(Thu)

水口助教授の新著、『渡航僧成尋、雨を祈る 『僧伝』が語る異文化の交錯』が刊行されました。
以下に紹介文と目次を掲載いたします。

渡航僧成尋、雨を祈る-『僧伝』が語る異文化の交錯-渡航僧成尋、雨を祈る-『僧伝』が語る異文化の交錯-
(2013/06/10)
水口幹記

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語り語られることの歴史学
平安後期に中国へ渡り、彼の地で生涯を終えた天台僧「成尋」。
皇帝より要請された祈雨を成功させ、大師号を賜ったその功績は、中国で華々しく活躍した先達として、日本の数々の高僧伝において取り上げられている。
しかし、中国側史料には、この一連の祈雨成功については一切語られていなかった。
成尋の書き残した渡航日記『参天台五臺山記』、そして中国側史料を精査することで見えてきたものとはいったい何か・・・。
語り、語られることで交錯する異文化の諸相を立体的に捉え、文化・歴史とは何かを再考する新たな歴史学。


■目次■
はじめに―三本の柱―

第一章 『参天台五臺山記』と成尋祈雨
一 成尋と『参天台五臺山記』
 成尋の生没年 /成尋の家系 /密航の事情 /『参天台五臺山記』
二 『参天台五臺山記』に残る成尋祈雨成功譚
 祈雨の要請―熙寧六年三月一日。晴れ。 /祈雨の開始―三月二日。晴れ。 /成尋の決意―三月三日。晴れ。 /祈雨の成功―三月四日。晴れ、のち雨。 /連日の雨―三月五日・六日 /事後処理の相談―三月七日。晴れ。 /謝雨の掲示―三月八日。晴れ。 /宮中でのくつろぎの時―三月九日・十日。共に晴れ。 /ついに結願―三月十一日。晴れ。 /退朝後の日々―三月十二日~十九日 /続く祈雨の余韻―三月二十日~三十日 /成尋への賜号―四月一日~四日 /残る謎

第二章 日本古代の祈雨―日本から見た成尋祈雨(一)
一 日本古代の祈雨の諸相
 成尋と行事大保との問答 /様々な祈雨―皇極紀の記事 /様々な祈雨―殺牛祭祀 /様々な祈雨―市を移す /神と自然との関係 /六国史から見る祈雨の傾向
二 空海祈雨成功譚
 成尋の語る空海 /神泉苑の誕生 /遊園としての神泉苑 /自然豊かな神泉苑 /宗教的霊場としての神泉苑 /天長の空海の祈雨 /空海祈雨成功譚の成立 /『御遺告』の空海祈雨成功譚 /修円僧都との験くらべ

第三章 成尋の東密修法への関心―日本から見た成尋祈雨(二)
一 成尋の修した祈雨法
 成尋の不安 /成尋が修した祈雨法 /使用した道具類―天蓋・幡 /使用した道具類―茅青龍 /使用した道具類―白芥子・黄色浄衣
二 請雨経法への関心
 請雨経法での支度―青の意識 /覚禅の疑問 /雨僧正仁海 /成尋の見た祈雨 /赤龍・青龍、天に上る /日本から見た成尋祈雨

第四章 中国古代の祈雨―中国から見た成尋祈雨(一)
一 六朝時代までの祈雨
 中国史料の中の成尋 /「舞」による祈雨 /傷身系祈雨 /陰陽論理の導入 /土龍を造る /梁の武帝の七事
二 隋・唐・五代の祈雨
 令制・礼制としての祈雨 /龍にまつわる事々 /龍を投ず /唐・五代の傷身系祈雨 /仏教の傷身系祈雨 /成尋の読んだ唐代祈雨

第五章 宋代の祈雨と仏教―中国から見た成尋祈雨(二)
一 宋代の祈雨
 宋の建国と祈雨 /李邕祈雨法 /画龍祈雨法 /蜥蜴祈雨法 /聖なる鰻 /蜥蜴祈雨法の伝播 /傷身系祈雨と巫覡の禁止
二 祈雨と観音信仰
 『墨荘漫録』に載る普陀山祈雨 /作者張邦基について /北宋末から南宋の祈雨と観音信仰 /祈雨と『観音経』 /杭州の上天竺寺 /上天竺寺と祈雨 /寧波の祈雨と観音信仰 /再び普陀山祈雨について /続く観音信仰
三 北宋の仏教的祈雨作法
 成尋祈雨は特殊か? /成尋祈雨の作法 /中国史料との照合―①―⑥ /中国史料との照合―⑦―⑪ /成尋祈雨の非特殊性

第六章 成尋の夢と『参天台五臺山記』
一 成尋の見た夢
 残された疑問 /成尋の見た夢 /夢を見た時間 /夢を見る特権者 /『日本霊異記』の夢 /夢の中での出会い
二 成尋の「夢記」
 「夢記」と夢解き /『日蔵夢記』 /一枚文書としての「夢記」 /『明恵上人夢記』 /円珍の夢 /『参記』の夢の記述方法

第七章 成尋伝の生成と展開
一 成尋伝の生成
 成尋への関心 /様々な成尋伝 /『大雲寺縁起』への疑義 /『続本朝往生伝』の成尋伝 /祈雨記事の伝的要素(1)―確認と補足 /祈雨記事の伝的要素(2)―三日と夢
二 成尋伝の展開
 日記を書くこと /渡航記を書き残すこと /心覚『入唐記』の成尋 /伝えられる祈雨の情報

おわりに―個人の著作を読むこと―

参考文献
あとがき
索引
  1. 日文だより

■立教大学日本文学会大会のご案内■ :: 2013/06/20(Thu)


今年度の立教大学日本文学会大会を下記のごとく開催いたします。
ふるってご参加くださいますようにご案内申し上げます。

日時:2013年7月6日(土)午後1時30分~
場所:立教大学池袋キャンパス 5号館5121


<研究発表>
① 『黒死館殺人事件』論 法水はかく逸せり 松田 祥平(後期1)

② 解説者・亀井勝一郎の出発
  ―雑誌『新女苑』「読書の頁」をめぐって―  赤堀 杏奈(後期1)

③ 吉屋信子が描いた「戦後」
  ―「嫗の幻想」を中心に  松本 知珠(後期1)

④ 複合動詞「~切る」、「~抜く」、「~通す」の意味分析  鄒 文君(後期1)

 *  *   *   *   *   *   *   *   *   *   *
  
⑤ 地域社会における中世文芸の受容と再生
――南薩・坊津という窓から――  鈴木 彰(本学教授)

⑥ 西鶴晩年の俳諧について  水谷 隆之(本学准教授)


<総 会>午後5時30分~
<懇親会>午後6時~(会費:1,000円)

【お問い合わせ】立教大学日本文学会
Tel:03-3985-2505(サポートセンター内、水曜13時~17時)
E-mail:nichibun@rikkyo.ac.jp
  1. 日文だより

沖森卓也教授編集『三省堂 常用漢字辞典』ご紹介 :: 2013/05/31(Fri)


沖森卓也教授が編集に携わった『三省堂 常用漢字辞典』が刊行されました。
以下に紹介文を掲載いたします。

沖森卓也・三省堂編修所編『三省堂 常用漢字辞典』

2010年11月30日告示の「常用漢字表」に掲載された常用漢字を五十音順に全収録。
常用漢字の意味・なりたち・筆順などを詳しく解説。その漢字を使った熟語も約二万語を収める。
故事成語・ことわざなども豊富に収録。漢字検定(漢検)受検のための漢字級数を個々の漢字に明示。
付録に「漢検級別漢字表」を掲げてさらに便利さがアップ。


三省堂 常用漢字辞典三省堂 常用漢字辞典
(2013/04/26)
不明

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  1. 日文だより

石川巧教授編集『戦争を〈読む〉』 ご紹介 :: 2013/04/15(Mon)


石川巧教授が編集に携わった新著、『戦争を〈読む〉』が刊行されました。
以下に紹介文&目次を掲載いたします。

石川巧・川口隆行編『戦争を〈読む〉』(ひつじ書房)

戦争をモチーフとした文学テクストを選りすぐり、現代の時代を生きる私たちに投げかける問題に迫る。
戦争について何かが分かったつもりになって〈大きな物語〉のなかに安住するのではなく、戦争を多様な局面から捉え直し、私たちが戦争に対して漠然と抱くイメージを細分化していく。

文学としての魅力を持った作品の収録と、それぞれを〈問題編成〉の観点からテクストがいまこの時代を生きている私たちにどのような問題を投げかけているかという観点から考察を加え、また研究への案内となるような資料の紹介を行う。


目次

第一部 兵士たちの戦争
第1章 傷痍軍人(鳥羽耕史) 小川未明「汽車奇談」、「村へ帰った傷兵」
第2章 従軍(大橋毅彦) 木原孝一『戦争の中の建設』
第3章 軍隊生活(山口直孝) 大西巨人『神聖喜劇』
第4章 特攻(押野武志) 島尾敏雄『魚雷艇学生』
第5章 引揚げ(石川巧) 松本清張「赤いくじ」

第二部 戦争の日常
第6章 銃後(竹内栄美子) 佐多稲子「香に匂ふ」
第7章 空襲(土屋忍) 吉行淳之介『焰の中』
第8章 敗戦(野坂昭雄) 黒田喜夫「わが内なる戦争と戦後」「ぼくはいう」
第9章 占領(佐藤泉) 小島信夫「アメリカン・スクール」
第10章 沖縄(我部聖) 池澤聡「ガード」

第三部 記憶としての戦争
第11章 強制収容(石川巧) 石原吉郎『望郷と海』
第12章 疎開(中谷いずみ) 津島佑子『葦舟、飛んだ』
第13章 原爆(川口隆行) 林京子「空罐」
第14章 慰安婦(光石亜由美) 古山高麗雄「セミの追憶」
第15章 難民(日比嘉高) シリン・ネザマフィ「サラム」

  1. 著書紹介
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